国際政治経済I
2026-04-20
今日の調子はいかがですか?
前回の復習をしてきましたか?
達成目標個数→5人中5人が2個以上
政治学の分野の区分や下位分野の位置付けについてよく理解していなかったので、学べてよかった。今後の履修登録などに活かしていきたい。貿易の経済学や後半の国際収支や為替制度など、経済系の知識があまりないので不安に感じている。
国際政治経済学の定義について、国際関係論を安全保障論とそれ以外を扱う国際政治経済論に分けるものと、前者とそれを含む政治と経済の関わりを扱う後者に分けるものという異なる二つがある点が興味深く感じた。
IPEが経済学ではなく、政治学の分野だったというのが納得であると同時に意外でもあった。…
国際社会の構造的特徴を「囚人のジレンマ」として捉えた上で、国際関係論における主要なパラダイムであるリアリズムとリベラリズムを学ぶとともに、両者を批判する枠組みも知る。

各個人が自分にとって最適な行動を行なった結果、全体としては最適な結果にならない状況
2人の囚人の例1:
| A/B | 自白 | 黙秘 |
|---|---|---|
| 自白 | (-5, -5) | (0, -10) |
| 黙秘 | (-10, 0) | (-1, -1) |
相手の戦略を前提とした上でどのプレーヤーも自分の戦略を変更することによってより高い利得を得ることができない戦略の組み合わせ
A国とB国が関税を導入するorしないを選択
| A/B | 関税あり | 関税なし |
|---|---|---|
| 関税あり | (0, 0) | (10, -10) |
| 関税なし | (-10, 10) | (5, 5) |
国際社会において主権国家の上に立つ権威が存在しないこと
アナーキーゆえの囚人のジレンマ:
囚人のジレンマを抑制して自由貿易を選択させるには?
国際社会がアナーキーであることを強調し、その中で国家は国益と力を追求する競争的な関係にあると主張する考え方
古典的リアリストとしてのトマス・ホッブズ
現代リアリズム「囚人のジレンマ的状況において、力による協調の強制が安定をもたらす」
他国を圧倒する国力を持った国(=覇権国 hegemon)が存在すると国際関係が安定し秩序が形成されやすいとする考え方
チャールズ・キンドルバーガーが代表格1
19世紀から戦後に至る歴史的経緯から着想
覇権国が国内政治における政府を代替する役割=国際公共財の供給
誰でも消費でき、かつある一人の消費が他の人の消費を妨げない財
公共財の一種で、その便益が国境を超えて広がるもの
アナーキーな国際関係の中でも国家間の協調が自発的に実現する可能性を主張する考え方
古典的リベラルとしてのジョン・ロック
現代リベラリズム「国際社会がアナーキーであることには同意するが、囚人のジレンマ的状況の前提には疑問」
当該問題領域における理念・規範・ルール・意思決定手続きの集合
国際レジームは取引費用の削減によりコミュニケーションを促進
自分の行動が現在だけでなく将来の相手の行動に影響を与える見込み
特定の条件で囚人のジレンマゲームを無限回繰り返すと協調が実現
→短期的に得られる利益よりも長期的に失われる利益が大 きければ協調が促進
リアリズム・リベラリズムをその前提から疑い批判する諸理論
アイデア、アイデンティティ、規範など観念的・認識的な要 素に注目する国際政治学上の理論
特にアナーキー性を強調するリアリズムを批判
→敵対的なアナーキーもあれば友好的なアナーキーもありうる
生産様式という下部構造が社会全体のあり方である上部構造を決定すると主張する理論体系
国際社会での「共通の利益」の存在に疑問
資本主義⋯資本家が労働者を搾取する生産様式
→現代の国際関係も資本主義を反映
中心(先進国)の発展は、周辺(途上国)の低開発と表裏一体であるとする議論
→自由貿易で得するのは先進国だけ
国際社会の構造的特徴を「囚人のジレンマ」として捉えた上で、国際関係論における主要なパラダイムであるリアリズムとリベラリズムを学ぶとともに、両者を批判する枠組みも知る。

国際政治経済学のパラダイム