政治過程論
2026-06-18

イデオロギーが「情報ショートカット」として機能するという点に興味を持ちました。人間の処理能力に限界があるからこそ、左右の次元で候補者の態度を予測し、距離を測る仕組みは合理的だと深く納得しました。
木曜日の3限の講義でもイデオロギーを扱っており、『イデオロギーの隠れたガイド』という映画を紹介されました。本講義とその講義でイデオロギーについて改めて学ぶことができました。
イタリアの分極多党制が印象深かった。宗教や歴史的背景などで生じたさまざまな社会的亀裂により、共産党などの両極が対立し、DCを中心とする連立政権が固定化されているが、政情が不安定になりやすいと分かった。(参考)
ポピュリズムは善良な市民と腐ったエリートを捉えたものとされていましたが、逆の場合でも成り立つのでしょうか
右派ポピュリズムが、なぜ近年の世界各国で多く見られるようになったのかのついて興味を持った。また、これについて、近年は多様性やグローバル化が進んでいるが、それに対する反発なのかと考えた。(参考)
政党間の競争と協力についてミクロ的な視点から学ぶ。中位投票者理論から政党間競争を考察するのと並行して、選挙や議会などで行われる政党同士の協力のあり方を概観する。特に複数の政党による連立政権について、最小勝利連合理論と隣接最小勝利連合理論といった理論を学習し、日本の事例を通してその妥当性を検証する。

アメリカ、イタリア、ドイツ、日本の政党制はサルトーリの分類(一党優位政党制、二大政党制、穏健多党制、分極多党制)に基づくとそれぞれどれになるでしょうか。
正しいものを選んでください。
政党同士の相互作用の構造
政党間競争
政党間協力のレベル
出典:中北(2019: 71)の2-①
WebClassアンケートで回答してください
二大政党の政策選好は中位投票者の位置にまで収斂する
ダウンズがホテリングの空間理論を政党間競争に応用

複数の政党が参加する政権
多党制の欧州では通常の形態
連立政権を説明するモデル

各政党は公職(=閣僚ポスト)の獲得を追求
過半数を超えるのに必要最小限の議席を持つ政党で連立が成立
| 政党 | 議席数 |
|---|---|
| A | 40 |
| B | 25 |
| C | 20 |
| D | 10 |
| E | 5 |
| 計 | 100 |
| 政党 | 議席数 |
|---|---|
| 自民 | 40 |
| 維新 | 25 |
| 立憲 | 20 |
| 公明 | 10 |
| 共産 | 5 |
| 計 | 100 |
次の最小勝利連合のうち、最も「ありえない」のはどれ?
WebClassで回答してください

各政党は公職の獲得だけでなく政策も追求
余計な政党を含まず、かつ政策的に隣の政党同士で連合

| 時期 | 政権構成 | 備考 |
|---|---|---|
| 1955-93 | 自民党単独 | いわゆる55年体制;中曽根内閣の例外(新自由クラブ) |
| 1993-94 | 非自民・非共産連立 | 細川→羽田内閣;初の自民党下野 |
| 1994-98 | 自社さ連立 | 村山(社会党)→橋本(自民党)内閣 |
| 1998-2009 | 自自公→自公保→自公連立 | 小渕内閣で公明参加;小沢自由党→保守党→自民党に合流(03年) |
| 2009-12 | 民国社→民国連立 | いわゆる民主党政権;社民党は10年に離脱 |
| 2012-26 | 自公連立 | 第二次安倍→石破内閣;自公協力は野党時代も継続 |
| 2026- | 自維連立 | 厳密には閣外協力(維新は補佐官のみ) |
自民党と公明党の連立政権
連立モデルで説明できない謎

このように従来の連立政権モデルからは説明できない自公政権ですが、なぜ長きにわたり存在し続けたのでしょうか。
今回の事前学習課題(中北2019)にはどのようなことが書かれていたか、隣と相談してもいいので見つけてみてください。
WebClassチャットで共有

制度構造が自公に連立を組む誘因(インセンティブ)
政党間の競争と協力についてミクロ的な視点から学ぶ。中位投票者理論から政党間競争を考察するのと並行して、選挙や議会などで行われる政党同士の協力のあり方を概観する。特に複数の政党による連立政権について、最小勝利連合理論と隣接最小勝利連合理論といった理論を学習し、日本の事例を通してその妥当性を検証する。

政党間競争と協力