
政治過程論
2026-09-17

前期の内容を復習するとともに、後期での学びに備える。

試験(50%)…筆記試験を前期と後期、合計2回実施(25×2=50%)
平常点(30%)⋯事前学習と事後学習に対する取り組み(WebClass上)
復習セッション(20%)⋯授業内容のふりかえり(合計2回、10×2=20%)
試験(60%)…筆記試験を前期と後期、合計2回実施(30×2=50%)
平常点(40%)⋯事前学習と事後学習に対する取り組み(WebClass上)
7月30日に実施した試験について思い出してください。
思い出せる範囲の感覚で構いませんので、全体的な難易度を1(ものすごく簡単)から5(ものすごく難しい)で評価してください。
WebClassで回答
2026年7月30日2限実施
全体得点:

民主協同党、未来共生党、減税ファーストの会、平和発展連合、新時代クラブの5党が10議席を争う選挙で、次のような得票になりました。
最大剰余法の1つであるヘアー式に基づいて、各政党の議席数を計算しなさい。
| 政党 | 得票数 | 議席数 |
|---|---|---|
| 民主協同党 | 150,000 | 3 |
| 未来共生党 | 120,000 | 2 |
| 減税ファーストの会 | 100,000 | 2 |
| 平和発展連合 | 90,000 | 2 |
| 新時代クラブ | 60,000 | 1 |
| 合計 | 500,000 | 10 |
次の3題全てに解答しなさい。(各問1〜3行程度)
【模範回答】反証可能性とはある仮説や理論が実験やデータによって「誤りである」と言える可能性のことである。例えば「あの人が不幸なのは信仰心が足りないからだ」という仮説は、不幸や信仰心という概念が抽象的であり測定できないため、どのようなデータを持ってしても反証し切ることはできない。
【模範回答】政治参加には選挙政治参加と統治政治参加の2つがある。選挙政治参加は選挙という公式的なチャネルを通じた参加で、投票に参加したり特定の政党や候補者を応援することなどが含まれる。この政治参加は包括的直接的な利害の反映を目指すものである。対して統治政治参加とは選挙とは別の機会を通じた参加であり、デモや署名などを含む。こちらは少数派の意見反映や新たな世論醸成をもたらすものである。
【模範回答】利益集団とは共通の利益を持つ人々の集合であり、例えば農家などが含まれる。対して利益団体とは利益集団のうち組織化されたものであり、農協などが例である。最後に圧力団体とは利益団体のうち実際に政治的な影響力を行使しているものを指す。この語にはネガティブなニュアンスが含まれる。
投票行動に関する心理学モデル(ミシガン・モデル)の内容を説明したうえで、その問題点を一つ以上挙げ、具体例を交えながら論じなさい。なお、「政党帰属意識」という語を必ず用いること。(10〜15行程度)
| 評価観点 | A(十分達成) | B(概ね達成) | C(一部達成) | D(未達成) |
|---|---|---|---|---|
| 心理学モデルの説明(10) | 心理学モデルが投票行動を心理的要因から説明する理論であることを説明し、政党帰属意識・候補者属性・争点態度など主要な要因を適切に説明している。(10) | 心理学モデルが心理的要因に着目する理論であることを説明しているが、主要な要因の説明が一部不足している。(7) | 心理学モデルについて部分的な説明にとどまり、内容に不足や誤りが見られる。(4) | 心理学モデルについてほとんど説明できていない、または内容が大きく誤っている。(0) |
| 政党帰属意識の理解(10) | 政党帰属意識の意味を正確に説明し、その特徴(長期的・安定的・政治的社会化による形成など)や投票行動との関係まで説明している。(10) | 政党帰属意識の意味を概ね正しく説明しているが、その特徴や役割の説明がやや不十分である。(7) | 政党帰属意識という語は用いているが、説明が不十分、または一部誤りがある。(4) | 政党帰属意識という語を用いていない、または意味を説明できていない。(0) |
| 問題点の議論(10) | 心理学モデルの問題点を具体的に説明し、外的妥当性や時代的変化などを踏まえながら、理由を示して論理的に議論している。(10) | 心理学モデルの問題点を一つ以上適切に説明しているが、理由や具体例、議論の深さがやや不足している。(7) | 問題点には触れているが、説明が断片的であり、理由や根拠が十分ではない。(4) | 問題点についてほとんど論じていない、または内容が大きく誤っている。(0) |
投票行動に関する心理学モデルとは、有権者の投票選択についてその心理に着目する議論である。具体的には有権者の政党帰属意識や候補者属性、争点態度といった要素が投票選択を決めるという考えである。
これらの要因の中でも、心理学モデルでは特に政党帰属意識(政党ID)が重要であると考えられている。政党IDとは有権者が応援する政党に対して感じる一体感や愛着であり、3つの心理的要因の中で最も影響力が大きく、かつ長期的にわたり安定していると考えられている。政党IDは長期にわたる政治的社会化の中で形成され、特に親から受け継ぐ部分が大きいとされる。この政党IDは投票行動とは区別されるが、このことはレーガン・デモクラットなどの逸脱投票を念頭に置いたものである。
こうした心理学モデルはまず外的妥当性の問題を抱えていると考えられる。心理学モデルの知見は60年代から70年代のアメリカの分析結果に依拠しているため、当時のアメリカの政治状況という文脈に強く依存するものである。例えば英語におけるRepublicanやDemocratという言葉は単に「共和党員」「民主党員」というニュアンスを超えた概念を意味し、だからこそ帰属意識という語が当てられている。このことは特に日本との比較で問題となる。日本は特に90年代以降無党派層が多く、政党を支持していたとしてもその強度は帰属意識というほど強いものではないとされる。
また時期的な外的妥当性の問題もある。先述のとおり政党帰属意識は投票行動と概念的に区別されているのは逸脱投票を念頭においているためである。しかし現在のアメリカ社会は共和党員と民主党員が相互に嫌悪しあう感情的分極化が著しい。このような状況の中で逸脱投票は稀であり、政党帰属意識と投票行動はほとんど連動してしまっているのである。

前期で学んだことについて、改めてわかないことや質問しておきたいことを書き込んでください。
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後期の内容について、特に学びたいことや興味があることを自由に書き込んでください。
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前期の内容を復習するとともに、後期での学びに備える。

後期の導入